「すべては ここから始まったんだ」博士はつぶやきながら上がる
「ここはR・Jが結婚をして 幸せにくらすための 幸福の塔だったんだ」
博士の声が 塔の中で こだまする
「しかし、R・Jの婚約者は 別の男を愛してしまった。その男は R・Jの親友だった・・・
よくある話しじゃないか! おっと・・・」
足下の階段がくずれた。石のかけらは 下の広間に 落ちて行く。
「事実を知ったR・Jは、怒りと 嫉妬で 親友を刺し殺してしまった。」
女は 愛する男を 目の前で殺され、そして深い罪悪感を 負った
『私が この人を愛さなければ・・・!!』
もう 女の気持ちは 戻って来ないと R・Jには 痛いほど わかった
親友を殺し 恋人まで失ったR・Jは ナイフを持ったまま 塔のてっぺんにのぼり・・・


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